住宅ローンを組むときに注意すべき「固定金利」と「変動金利」について

住宅ローンをご検討の方は、「固定金利」や「変動金利」という言葉を耳にされることが多いと思います。今回は、その金利型の種類にはどんなものがあるのか、そして、それぞれの金利型の特徴などを説明していきます。住宅購入は大きな買い物ですので、支払い総額や返済計画に大きく影響する「金利」の仕組みについて基礎的な知識をつけていただければと思います。

2020年01月09日

住宅ローンの金利の仕組みについて知ろう

金利が低ければ支払い総額も少なくなる

購入する人と金融機関・ローン会社との間で「金銭消費貸借契約」を結ぶことを、一般的に住宅ローンを組むと表現します。

この契約には、審査が必要になっており、契約者の年収や信用情報などを元に審査が行われます。これによって、晴れて借入できるかどうかが決まり、その時の金利や条件なども設定されます。

金利が高ければ、返済すべき総額は高くなります。そして、この金利の条件はローン商品によっても異なります。金利の低い商品の方が、一般的には審査は厳しくなり、ハードルは上がることでしょう。

しかし、この金利によって支払い総額が変わってきますので、とても大事なポイントですし慎重に決めていかなければいかないポイントでもあります。

固定金利と変動金利

金利は大きく分けると「固定金利」と「変動金利」になります。これらの言葉は耳にしたことがある方も多いでしょう。

さらに固定金利の中での2つのタイプを分けて説明することが多いので、ここでは3つの金利タイプを紹介していきます。

 

■ 全期間固定金利型

返済開始から終了まで、金利が変わらないというタイプのものです。金利が変わらないため、支払い額も一定に保つことができます。こうすることで、支払い計画を立てやすく、家計の管理もしやすいといわれています。

 

■固定金利期間選択型

一定期間の間は固定金利とし、それ以降の支払いは、固定金利か変動金利かを選択することができるタイプです。

 

■変動金利型

毎年見直される金利に合わせて支払いを進めていくタイプです。何十年という期間ですので、その間に金利が下がることもあれば、上がることもありますので、まさに変動金利型となります。

 

これらの金利の特徴は上記の通りですが、どれが一番というものでもありません。しっかりとそれぞれの特徴を知った上で、自分たちの支払い計画にはどれができちしているのかで決めていくと良いと思います。

大事な資金計画や返済シミュレーションは専門家と一緒に

理想の家が買えると思っても、返済が滞り家を泣く泣く手放した、なんてことにはならないように、自力で解決するのではなく専門家のアドバイスをもらいながら返済シミュレーションを立ててみましょう。

金利が少し変わるだけで支払い総額も変わってくるでしょう。しかし未来の金利は誰にもわかりません。金利だけに左右されずに、着実に返済できる金額を借入するということも大事ですね。

ハイランドホーム編集部

注文住宅のこと、間取りのこと、構造のこと、暮らし方のことなど、家づくりにまつわるお役立ち情報を発信していきます。

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