住宅ローンの金利の仕組みについて知ろう
金利が低ければ支払い総額も少なくなる
購入する人と金融機関・ローン会社との間で「金銭消費貸借契約」を結ぶことを、一般的に住宅ローンを組むと表現します。
この契約には、審査が必要になっており、契約者の年収や信用情報などを元に審査が行われます。これによって、晴れて借入できるかどうかが決まり、その時の金利や条件なども設定されます。
金利が高ければ、返済すべき総額は高くなります。そして、この金利の条件はローン商品によっても異なります。金利の低い商品の方が、一般的には審査は厳しくなり、ハードルは上がることでしょう。
しかし、この金利によって支払い総額が変わってきますので、とても大事なポイントですし慎重に決めていかなければいかないポイントでもあります。
固定金利と変動金利
金利は大きく分けると「固定金利」と「変動金利」になります。これらの言葉は耳にしたことがある方も多いでしょう。
さらに固定金利の中での2つのタイプを分けて説明することが多いので、ここでは3つの金利タイプを紹介していきます。
■ 全期間固定金利型
返済開始から終了まで、金利が変わらないというタイプのものです。金利が変わらないため、支払い額も一定に保つことができます。こうすることで、支払い計画を立てやすく、家計の管理もしやすいといわれています。
■固定金利期間選択型
一定期間の間は固定金利とし、それ以降の支払いは、固定金利か変動金利かを選択することができるタイプです。
■変動金利型
毎年見直される金利に合わせて支払いを進めていくタイプです。何十年という期間ですので、その間に金利が下がることもあれば、上がることもありますので、まさに変動金利型となります。
これらの金利の特徴は上記の通りですが、どれが一番というものでもありません。しっかりとそれぞれの特徴を知った上で、自分たちの支払い計画にはどれができちしているのかで決めていくと良いと思います。
大事な資金計画や返済シミュレーションは専門家と一緒に
理想の家が買えると思っても、返済が滞り家を泣く泣く手放した、なんてことにはならないように、自力で解決するのではなく専門家のアドバイスをもらいながら返済シミュレーションを立ててみましょう。
金利が少し変わるだけで支払い総額も変わってくるでしょう。しかし未来の金利は誰にもわかりません。金利だけに左右されずに、着実に返済できる金額を借入するということも大事ですね。
ハイランドホーム編集部
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