寒い冬も快適に過ごせるフローリング。無垢床のメンテナンス方法について解説!

今回の記事では、体も心も快適に過ごしていくための無垢材を使ったフローリングのお手入れポイントをご紹介します。無垢材の魅力は、その心地よい肌触りと、経年変化を楽しめる美しい見た目。無垢材はいまとても人気で、多くの方ができれば無垢材を使ったフローリングで注文住宅を建てたいとご要望をいただいています。しかし、無垢材というと、自然素材だし、傷がつきやすいし、お手入れも大変、なんて思っていませんか?実は無垢材であっても、メンテナンスのポイントをおさえておけば長く快適に使うことができます。

2020年03月14日

無垢材の日々のお手入れは掃除機と雑巾がけで意外と簡単

床についた水はきれいにふき取っておくとシミになりにくい

無垢材は生き物です。水分を吸収して伸縮する性質があります。床に水分をこぼしてしまった場合は、シミの原因となってしまいますので、すぐにふき取ってあげましょう。
また、乾拭きでは落ちない汚れが付着してしまった場合は、中性洗剤を水で薄くし、固く絞った濡れ雑巾で拭いてあげてください。そのあとの乾拭きで水分をしっかり取り除きましょう。普段のお手入れは掃除機でのゴミの吸い取りと、雑巾がけが基本です。

床にできた傷は補修できる。無垢材の特性を利用しよう

先程ご紹介した通り、無垢材の特性の一つとして、水分を吸収して伸縮するというものがあります。この特性を利用することで、床にできた傷を簡単に補修できる場合があります。水を含ませたティッシュや雑巾を置いて、その箇所に水分を吸収させるだけです。少したって様子を確認し、そのあとは、きちんとふき取ってあげましょう。逆に床に水が水分が多すぎると床材の反りや割れの原因になってしまいますので、最後に水分を拭き取りましょう。引っかき傷などはサンドペーパーで軽く削り取るという方法もあります。

大きな反りや割れのような補修はプロに相談しよう

無垢材は生き物。普段通り使っていたり、メンテナンスしていても、床材に反りや割れが発生してしまう場合もあります。そのままにすると危険な場合もありますので、大きな反りや割れの場合はプロに相談しましょう。張替えを検討するのが得策です。

無垢材は仕上げの塗装方法によってもお手入れ方法が異なる事を理解しよう

無垢材の仕上げの種類は、大きく二つ

無垢材の仕上げは、ウレタン塗装とオイル塗装の2つに分かれます。まずはウレタン塗装についてです。ウレタン塗装とは、床材に薄い膜を作る仕上げです。これによって、傷や水に強いバリアの層が作られます。次に、オイル塗装についてです。オイル塗装は自然油を床材になじませた仕上げで、無垢そのものの風合い素材感を残してくれる塗装仕上げです。それぞれの特性に合ったメンテナンスをしていきましょう。

ウレタン塗装の無垢材のメンテナンス方法

ウレタン塗装の場合は、もともと汚れにも強い仕上げ方法になっています。ゴミは掃除機で吸い取るなど、日々のお掃除をこまめにしていれば、ワックスがけなどは必要ないといわれています。少し汚れがついてしまった場合は、乾拭きか固く絞った雑巾でお手入れすれば大丈夫です。

オイル塗装の無垢材のメンテナンス方法

オイル塗装の場合は、目安として、数年に一度自然塗料を塗ってあげてください。天然素材のワックスがけでもOKです。どちらもホームセンターなどで手に入ると思います。自然素材のワックスが落ちてくることがありますので、塗料を補ってあげましょう。これにより、見た目のコーティングはもちろんですが、一度ついてしまった汚れや傷を目だなくする効果にもつながります。

床の間に挟まったゴミもしっかり掃除しましょう

つまようじで溜まったゴミを取ってあげよう

無垢床の目地には細かいゴミやホコリが溜まりやすくなります。日々のお掃除は掃除機でよいと思いますが、大掃除などのタイミングで、細かい隙間も綺麗に掃除してあげましょう。たとえば身近にあるつまようじ。これを使って床の間のほこりやごみを取るというのもよい方法です。きれいになった無垢材のフローリングになっていれば、気分もよく、足に触れる感触もまた心地よくなるでしょう。

使い続ける楽しさが感じられる無垢材を使った床を取り入れてみよう

見た目も触り心地も良い無垢材。快適に過ごせる魅力以上に、年を重ねることで色合いや風合いに個性が現れます。床にできた傷も、家族の思い出として刻まれていきます。
ご紹介した通り、お手入れもあまり難しいことはないため、神経質になりすぎず、無垢材の魅力を存分に楽しんでみてください。

家づくりコラム編集部

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